韓国どこへ行く。日本嫌いの韓国どこへ行く。でもヘイトはいけないねぇ
北にすり寄る韓国、従軍慰安婦問題、慰安婦像、竹島、何といっても小学生の頃からの
半日侮日教育。これじゃあ韓国を好きになれと言ってもハードルは高い。閑話休題。
真夏の暑い日、通勤時間に東海道線に乗っていた。 訪問先が湘南にあったせいで、その日の電車は通勤会社員と海水浴に出かける行楽客の、2つの住む世界が違う人々が窮屈に混ざり合って1つの箱の中にいた。
そこに高校生とおぼしき海に行く女の子3人組。
これがまあ 一言で言って、中高年のおじさんから見ると目もそむけたくなるような理解不能の「ギャル」さま
服装はすべて原色の組み合わせ、ホットパンツや超ミニスカート、肩と背中はあらわに出して体を隠す部分は皮膚が透けて見えるスケスケルック。
生足、ペンキを塗りたくったような化粧。
でも何といっても迷惑なのは大声での高音の会話、がとても耳につく。
ただでさえ満員電車で不快なのに、間に人が挟まれているにも関わらず、大声で今年の夏の遊んだ話、友達の悪口、学校のバカさ加減、親がうるさい話 等、聞きたくもない話を延々とつづけている。
周りのビジネスマンはみんな迷惑、イライラしながらも無視をきめこんでひたすら自分の降りる駅を待つ。
そこへ とあるお爺さんに近いオジサンが登場、ギャルにも負けない大きな しかしハリのある声でやってくれた。
「テメえら、一体何をやってんだ でかい声でギャーギャー騒いで、人の迷惑を感じないのか! それになんだその格好は、まるで裸じゃないか」
(周辺の空気、 いいぞいいぞもっと言ってやれ)
「恥ずかしいと思わないのか そんなチャラチャラした服を着て何が楽しいんだ お前らこれがファッションと思っているのか?」
(ギャルは少したじたじ)
(周りの人は みんな笑顔 になっている そうだそうだその通り
もっともっと言ってやれ )
「お前たちの親は何を考えてるのか 娘がこんな格好していて恥ずかしいと思っていないのか 」
真面目で勤勉でおとなしい日本人は、皆、何も言わないけれど、この自分たちの今の気持ち不快な気持ちを、彼女たちにぶつけてくれるこのオジサンを心から応援した。
気持ちがスカッとしてなにかいい逆転劇のドラマを見ているような気分。
でもそれから展開が急におかしくなった。
「それとも何か お前らの親は朝鮮か だからこんな格好をするのか」 (えっ、なに ちょっと待て)
「ここは日本だ 日本人はそんな格好しないぞ ここはお前たちの来るところではない」
(ちょっと待て 話が違うぞ それは全然話が違う 言ってはいけない言葉だ)
ギャルたちも、おじさん それ人種差別じゃないの と反撃するがこのオジサンの暴走は止まらなかった。
初めはオジサンを小気味よく応援していた観衆、周りにいる私も含めた会社員は急に変わったこのオジサンの言葉に危機感を抱き、また白けてしまい、高校生の注目はどっかに飛んでしまった。
いくらなんでも国を憎む 人を憎む 人種を憎むことは
ないだろう。
でも、このオジサンに注意をする勇気は誰も持たず、これはイカン もう当たらず障らず、ひたすらそれぞれの到着駅が来るのを耐えて待つだけの 情けない日本人ばかりの朝の電車であった。
理解できない国もある 嫌な国もある 理解できない人も、嫌な人もいる。でもそれを ヘイトにそのままつなげてしまったら距離はどんどん離れていくだけ。 きちんとした言葉で対話を続ける事が大事である。