老人甚平 発熱雑談ブログ 就職支援人類

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この世はお母さんと女の子で動いている ふたつの物語り

甚平です   あなたもいずれ老人になる時わかる事を 今のうちに お伝えしておきます

 

涙もろいどころか、涙が止まらなくなる!

オヨヨの人間になる

 

ケース❶

朝の通勤電車で新聞の ある記事を読んだ。

涙が出てきて止まらなくなり恥ずかしい思いをしてしまった。

 

4歳の時津波で両親と妹を亡くした子供が今12歳になり小学校を卒業した 

卒業証書を受け取ったあと自分をお世話してくれたおばあちゃんにすぐ卒業証書を見せにいった。おばあちゃんも感慨ひとしおだっただろう

 

こんな写真が載っていた。

 

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この写真はその女の子が

覚えたばかりのひらがなで行方不明の母親に手紙を書いて疲れて寝言ってしまった4歳の時の写真。津波のあと、3月20日の写真という。手紙の文字が読み取れるだろうか?

そこには  

ままへ  いきてるといいね  おげんきですか

と書いてある  

ママを思って心配して寂しくなって疲れて寝入ってしまった女の子の姿が 物悲しい。

またその女の子の名前が   愛海(まなみ)ちゃん   海を愛す と名付けられていたことも

かわいらしくも とても痛々しい。

そう名付けたお父さんお母さんは、あの時、いなくなった。

 


この写真と記事を読んで、電車の中で涙が止まらなくなった。

たった今 付き合っていた大好きな彼と別れてきた女の人のように、ぽろぽろと涙が湧き出てくる。

恥ずかしい  いやだいやだ  白髪混じりの老人が電車の中で一体何をやっているんだ。

オヨヨの老人

 

 

 

ケース❷

この年になって生まれて初めて浄瑠璃を見た。

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前々からいちど見たいと思っていたがたまたまある地域で浄瑠璃公演があると知って行ってみることにした

地方の町で規模が小さいながらも継承されている浄瑠璃の一座の公演。

浄瑠璃と言う人形芝居を死ぬまでに一度はただ見てみたい  人形を動かす人間の仕業を見てみたい、だからその内容には期待してはいなかったのだが

 


これがまた涙  不覚にも涙  隣の人に気づかれたら恥ずかしいと思いつつ涙  たかが人形の芝居に.............あらぬことか  ヒクヒクしてしまった。

 

演目は

傾城(けいせい)阿波の鳴門『巡礼歌の段』

 身分を隠している女の居宅に偶然娘が訪れ、母と明かせない女の悔しさや親と会えない娘の悲哀が情感たっぷりに演じられた。

あまりの出来に感激してしまった。

人形を動かす人の技に興味を持っていたのだが人形の動きそのものの世界に入り込んでしまった。

その一座の名前は茨城県の真壁白井座  エールを送ります。とても良かったのですが、でも恥ずかしい思いもさせてくれました。

芸術と言うのもなかなか罪なものです。

 


さて元に戻って老人化の話

顔の筋肉  目の周りの筋肉に締まりがなくなってくるのではないか?

俺はまだ若いぞと思っている内面の気持ちや精神より、表面の顔のシワとか体のたるみとか外面から老人化が進むが涙腺の筋肉までゆるみ  だだ漏れになってしまう

 


一生懸命取り繕ってきた昔の古い保守的な頑固な父親のイメージ 威厳やプライドが台無しである。

 


さめざめと泣く老人

オヨヨと泣き崩れる老人

女性ならばまだサマになるが

やっぱり男はいけないねぇ 

 


なぜこんな形で落涙のスイッチが入るのか?

最近起きた不覚をとったこの二つの落涙事件

うるうる ヒクヒクの原因は何か?

それに気がついたのである。

それは、主題がやっぱり  

お母さんと女の子。


確信しました。


この世は母親と女の子で動いている。

 

愛とか平和とか人間の真実とか不条理とか人生にはいろいろあるが、お母さんと女の子の間の情け 真実 感情 情愛 絆。

母と子の関係が人間世界 この世のすべてを代表し象徴しているように思う。あまりにも純粋。

 

そう思いつつ

 

昨今の親子の虐待事件、あれは一体何なのだ?

 

彼らにとっては地球の自転が反対回りに動いているとしか思えない 。さめざめとボロボロと強く反省して泣いて欲しい。

でも無理だろうなぁ

 

私見を述べると、虐待する親は道徳の問題ではなく病気なんだと思う。

病理の問題として監禁治療。重症の病人から一刻も早く子供を遠ざけて、親に大きな手当を施さなければこの問題は片付かないだろう。