俺様のセミナーで眠る奴がいる!
俺様のセミナーで眠る奴がいる!
高校生向け大学生向け専門学校生向け、一般社会人向け、50歳以上のシニア向けセミナーなどなど 平均すると月に3回程度私めが講師で実施している。
かといって私は専業のプロセミナー講師なんだと自慢したいけれど自慢しているわけではない。
電器製造会社をリーマンでリストラされて、就職支援機関に所属することになった。相談窓口をしばらく務めていると、セミナーをやってくれと言われそんなアホな、と思った。
会社員時代は社内プレゼン社外プレゼン販売店様向け商品研修等 確かにやってはいたが、あくまでそれはものを売る目的。
セミナーとは何か偉いことを人に教えるんだろう、役に立つことを話さなければならないんだろう。そんなこと偉くもない俺様にできる訳がない。
会社時代、人前で話すことといえばすべて商売がらみ、悪い商品はいくら説明しても売れないし、完成度の高い商品なら適当な説明でも売れていく。そこに物があり物が全て。
だけど仕事にまつわるセミナーなんてそんな未知のこと、営業的に口からでまかせで済ますことができるわけではなし、かといってこの職場はひどいところで、この内容でこうやりなさいとは誰も教えてくれなかった。
売るものがありません。商品がありまへん。
優等生的回答では、あなたの経験と人間性が全てです なんちゃって言われるのだろう。が、就職にまつわるノウハウの話しができる、人に何か役に立つものを教える...............できるわけないでしょう。
リストラで首をはねられるまで、馬鹿みたいに同じ会社でずっーと努めてきた筋金入りのプロのサラリーマン根性の私は、もちろん入社以来(いや入社の時も就活ゆるゆるの時代だったので)就職活動はやったことがない。
書類の書き方面接のやり方必ず受かる就職セミナー、そんな高尚なことが就職活動ヤッタコトナイ人間にできますかいな
でもね金儲けの世界とは違うが、上下関係はどこも同じ。上を向いて仕事をしないといけないので結局は情けなくご命令に従い手探りでおどおどしながらやる羽目に。そんな新米講師のセミナーを聞いた受講者さん、ごめんなさい。ごめんなさいでした。
でもでも 石の上にも3年、継続は力なり、待てば海路の日和あり、Little and often fills the purse.(何度もためれば小銭でも財布がいっぱいに)となるのですかね
セミナー講師病に感染してきます。
内容は後回し、出来る限り楽しくすることに心がけ、具体的な成果の度合いは セミナー中に眠ったやつは何人か?誰も眠らさないセミナーをつい目指すようになった。
もう時効だから書いてもいいと思うが大学キャリアセンターの教授の授業を拝聴させていただいたことがある。すばらしい授業であった。大教室に300人、開始から20分経てば3分の1の学生が机に突っ伏して眠っている。
開始から40分経過時点で3分の2の学生はあの世に行っている。
^_^これだこれ 授業やセミナーの出来具合バロメーターは何人眠ってしまったか、ひとりも睡眠気絶者を出さないこと、これをセミナーの目標とした。
だから冒頭に書いたが 俺様のセミナーで眠るやつがいる。許せないことだ。
カリカリきてたらそういえばと気がついたことがある。あいつはセミナーの始まる前からもうすでに机に突っ伏して眠っていた。さすがに先生がいかにも態度が悪いと言うので本人を揺さぶり起こしていたナ。
まあいいから セミナーの始まる前に眠っているなんて根性ある奴だ少なくとも俺の素晴らしいセミナーを馬鹿にしたのではない 許してあげよう。
ブログを始めて1ヵ月ちょい。
お客さんを何万人も集めて読んでもらうことができる、パソコンの前で適当なことを発信しているだけで不労所得的金持ちになれると聞いた。そんな虫のいい話があるなんてすげえなぁ と思って思うことを書き始めてみたが お客さんが3人くらいしか来ない。
さあ困ったゾ。こういう時はマーケティング、人気のブログを読んでみる。何を書いたらお金が儲かるのか?いろんな人をネットでご訪問。とてもよくわかった。俺には無理だわ。何か面白いことを書いているのはわかるが年寄りの私にはどこがどう面白いのか解読できない。若い人とは感性が違う。若い人は別世界の素晴らしいエネルギーを持っている。住む世界が違うんだ。これは無理無理。
大金持ちになってランボルギーニに乗って、愛する妻と世界一周旅行の船旅もに出る。ことができないと気がついた。
セミナーと一緒。小さなセミナーとなってもわざわざ来ていただいたお客様を絶対に眠らせないこと。途中からなんだこれと思われて読むの放棄される事を放棄する。これを糧にしよう。眠たい つまらないと思ったらできればコメント入れてお別れください。お返事します。感謝いたします。
さて、集客出来るお金儲けができる人気のある若い弾けるような感性のあるブログは書けないとわかったが、書くのをやめたくはないこともわかった。
会社を辞めて思いがけず出会ったこの仕事がとてもやりがいがある。会社員時代も仕事は楽しかった、ある程度大きなお金ももらえたが、その何十倍もこの就職支援の仕事の方が心が動かされる。
法人間取引の大きな世界と、一人一人の個性と直接向き合う仕事。長く日本に住んでいて全く知らなかった現場の生活の姿。
目の前にいる就職困難者、発達障害、ワーキングプア、シングルマザー、困ったちゃん、底偏差、不思議ちゃん、涙さん、またそういう人を支援する小さな就労支援の機関の人たち。これらの人と出会えたこと、何らかの小さな支援ができる喜び たまらなくうれしい。
これらのことを少しでも書き留めておきたい。自分が死んだ後お父さんはこういう仕事をしてたんだ、こういうことを考えていたんだ感じていたんだ。家族と支援を必要とする人 また支援をしている人に何らかのメッセージを残してみたい。
もうこれは終活の世界だ。インターネットに残す私の墓碑。まぁこれでよかろうじゃないか。
今日はなんだか話が飛んでごめんなさい。