速攻 キャリアコンサルタント ロープレ試験合格
今から書く事は結構荒っぽい 独断と偏見に満ちた内容になるので それを了承していただいた上で呼んで欲しい。
キャリアコンサルタント ロープレ試験合格対策
②エッセンス
まず知らない方のために書いておくと大学キャリアセンター ハローワークその他、就職支援機関で就職相談やキャリア形成支援の仕事をする人がいる。私のような人。
まぁ早い話相談員なのだがキャリアコンサルタント資格試験というものがある。
別に人とお話ができれば資格なんか持っていなくても立派に相談員をしている人もたくさんいるのだが、積極的にそういう仕事につきたい人 資格を取りたい人がこの試験を受ける。
筆記と実技があるが、この実技 ロールプレイング試験というのが難解。難解と言うより厄介な代物。相談者と信頼関係を築きその上で悩みを解決に導く。そんなお話が相手とできているかどうかを実技で試される。
そりゃ大の大人が相談者と相談員(受験者)に扮し、役者のように演じるんだから、恥ずかしい思いも先に立つ。その上でうまくリードできたかどうかが図られる。
厄介と言うのは筆記と違って自分がどうして不合格になったのか どこが良くて合格になったのかそれがなかなかわからない事にある。
だからみんなこのロープレ実技が苦手。
この対策については別の項目で対策①として書いてみたのでまずそれも参考にして欲しい。
さて今日はその続き ロープレ必勝のエッセンスをお伝えできればと思う。
偉そうなことを言う気は全くないしこれが本質と大声で言う気もない。
実は 私もロープレ対策には、ほとほと困りはて単価の高い個別指導にすがったこともある。そこで何回も決定的に教えられた事がある。
また後輩のロープレ指導に取り組むうち、速く合格できる人と6回も7回も続けて不合格になる人の違いもわかってきた。
前置きが長くなった。ではいよいよロープレ対策を述べる。
①相談者の悩みを解決しない事。
逆説的だが相談者の支援をしたい、どうしたら解決してあげられるんだろう、解決をしてあげたい、悩みを軽減してあげたいと言う思いが先に立ち ついついこちらから解決策を提案してしまう。
ハローワークには行ってますか?
相手が大学生なら、大学のキャリアセンターでは、書類対策面接対策セミナー他、いろんなことをやってますよ。もっと細かく相談しましょう。
好条件で転職できるケースは少ないので基本的には慎重になったほうがいいですね
という類のアドバイスがすぐ出てくる相談員はまずダメを押される。
解決しようとしない こちらから積極的な提案はしない。我慢である。
今から試験を受けるものに気の利いたリードができるわけがない。
だからロープレの時間は、ただひたすらしっかりと話を聴くことに努める。
どういう風に辛いんですか どんな時にそう思いますか それはどうしてでしょう どういう風にあなたは思いましたか。
1番最初が ド、から始まる質問でとにかく相手に話してもらう。
ド で始まるの質問のほかに、相手の過去のキャリアを聞くこと。楽しかったことを苦しんだこと辛かったこと自信を持ったこと、
これをひたすら聞いていくのだ。
世界的な権威のキャリアカウンセリング理論によると、悩みを持っている相談者自身の中にこそ、気づきがあり解決があると言う。
いろんなことを話してるうちに あー俺はそうだった、もっとこういう風に考えればいいんだと気づいてもらえる。こういうことらしい。でも本当はそんなにうまくいかないんだけどね。それでもひたすら聞いていくのだ。
②口頭試問が全て!
口頭試問の振り返りの時間ではロープレがうまくいかなかった場合の挽回策として教えられてもいるが、そうではない。
ロープレのひたすらお話しするだけの15分の内容より、この口頭試問こそが合否の分かれ目。
心してかかろう。
ポイントは ここで 何か1つだけでもいい、解決策を表明する事。
例えば本日のロープレの女性相談者の相談内容が、昇格した後の自分に自信がないことについての悩みであれば、
この女性は女性の上司を持ったことがないのではと思います。他の部署でもいいから女性の管理職のお話を聞くなり、そういう人に相談する事をしてもらいたいと思います。
なんちゃって、
何でもいいから今までのロープレの内容には出てこなかった角度から1つだけでもいい、解決策 方針を提案し、カウンセラーとしての度量を示して終わる。
ロープレの時間が終盤に近づいた時、さてこの後の口頭試問で何が提案できるか、これを脳みそを雑巾を絞るようにして考えだすのだ。これは結構難しいが、ロープレの終盤の時間に相手の話を聞くふりをして、次の口頭試問に備えるのだ。
以上荒っぽいがこの2つが試験突破の大きなポイントである。
では、実際の私の相談支援の現場はどうなっているか?
残念ながら
キャリアコンサルティングの理屈通りにはいかない。
相談者に寄り添う 相談者の話を親身になって聞く、こんなものでは何の解決にもならない。ただただ寄り添ってもらったって本人の問題が解決するわけではない。
具体的に何をして差し上げられるのか、何を提案できるのか、きょう今この時間に困っている人に、お金に、自分の心のコントロールに困っている人に、できる限り具体的な解決をしてあげなくてはいけない。時間の余裕などないのだ。現場ではコンサルティングの理想通りにはいかない。
だからキャリコン試験に受かろうと落ちようと実践ではあまり気にするものでもない。
だからそう思ってリラックスして試験に臨んで欲しい。