老人甚平 発熱雑談ブログ 就職支援人類

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サウジはペルシヤ帝国時代に戻った。  日本はどこに 若者はどこに

サウジアラビア  ムハンマド皇太子が反対派記者を殺害命令したのかしなかったのか。 多分これは絶対しているね。  この国はペルシャ帝国時代に逆行したのだろう、アメリカはアメリカで西部開拓無法時代にタイムスリップしている。     地球は今、反対回りに動いているみたいだ。        
サウジについて、理解しがたい暗殺事件もそうだが、それとは別に驚くことがある。 それはサウジの人口、3200万のうち、34歳以下の若者が62%と圧倒的に若者が多いという事。こういう国があるのだ。

日本は今、本当に若者がいない。本当に少なくなった    企業からは若い人が欲しいが誰も応募してくれない、何とかなりませんか このままでは工場のラインが回らない という悲鳴。   その少ない若者たちはどうしているのか?                                         一定の仕事に定着せず「僕、自分に向いている仕事がわかりません」「私の適性は何なんでしょうか?」「自分にとって本当の仕事を見つけたいんです 今の仕事は会っていないような気がします」という声がよく聞こえてくる。   

少子化に加え、貴重な労働力が足踏みしている。               なんなんだこれは?

30歳男性、大学卒業以来すでに4回の転職、それも見事に職種を変えている。SE、飲食チェーン店本部事務、中堅製造業の製品検査、医薬品営業、物流会社の倉庫管理。     それぞれに辞めた理由を話してくれた。時間拘束、過重労働、単純作業、パワハラ等、 「でもね、あなたの行っていた会社はそんなにブラックではないよ、長く勤めている人もいるんじゃない?」「本当は何が辛かったのかな?」「どういう風につらかったの?」「どういう風に働きたいの?」
話していると本人が行き詰まってくる。やめた理由がわからなくなってくる。わかった事は(どれも最後は仕事が任されず信用のないまま)( )内は私の推測      人間関係がまずくなって、いたたまれなくなってやめた事。そしてこの類の悩みにつきものの感情がセットされている。

「自分にとって もっと合う仕事があると思うんです」 

数少ない若者、転職がダメだとは思わないが、せめて腰を落ち着けて仕事を遂行する 企業に信頼される人間になれないものか。 いつの頃からか大学ではキャリア教育、そして就職準備では自己理解という言葉が出現するようになった。それを否定するものではないが、その狭間に迷える子羊たち(女性よりも男性が圧倒的に多い)がなんと多くなってきたことか。

キャリア教育 自己理解 社会との接点 社会で生き抜く力、こんなもの昔、大学で教えていたか? いったい何を教えているのだろう? いやなぜこういうものが必要となってきたのだろう。それはひとえに大学が大学として機能しなくなったからと思う。

 平成元年から平成23年の間に200万から120万に減った数がある。一方で同じ期間に500から780に増えた数がある。正反対の動き。これは日本の18歳人口と大学の数の推移。  高校3年生にあたる人口がこんなに減っているのに、大学の数が大幅に増えている。誰でも入れる大学、大学全入時代、分数ができない大学生、という言葉が横行していたが、その 実態の凄さ、酷さをこの数値が示している。

子供のような大学生に手取り足取り社会教育をする必要性が出てきて、キャリア教育 自己理解 社会の仕組み 自己の成長 、社会への適応などを教える先生の職業が増えた  おかげさまで私のような仕事も出てきたのだろう。でも卒業時も、卒業してからも、いつまでも自己理解・自己発見・自己成長・仕事との適性に惑わされる若者がいるようでは、この種の教育が成功しているとは思えない。

高校3年生男子、

「僕は勉強が嫌いで年間欠席数が 50日近くあります。   そのために先生からは企業への推薦がもらえません。家にお金がないのでコンビニアルバイトはずっと続けていました。 2年半同じ店、仕事については遅刻欠席はありません。卒業したらもっと仕事をしなければなりません。仕事をしたいんです」                    そのアルバイトのことを先生は知ってるの?知らないのだったら先生に僕は勉強は駄目だけど仕事はできますと伝えて推薦をもらえ、面接でそのことを伝えたら必ず通るよ。  この男の子  第一志望に合格、フラフラしている若者よりもよっぽどキャリア教育ができている。

難しいことなんか言わないで、お金を稼ぐために仕事をする、仕事をしたい、社会に出る。まずはこれでいいじゃないか。なんの仕事でも頑張れば、あいつに頼めば何とかなる、あいつに聞いてみろ、あいつに教えてもらえ、こんな風になって、世に言う自己効力感とやらは必ず獲得出来るし、仕事が生きがいにもなる。

それでも定まらない若者はどうするかサウジアラビア行ってみるか。サウジアラビアでは失業すると月に300,000円のお金が出るそうな、これからはどうなるかわからないけれどもオイルマネージャブジャブで生活は豊か、税金なし。 労働 仕事に対する緊張感がないというのは素晴らしいかもしれない。     でも王室の批判だけはやめよう。悲惨な暗殺だけが待っている

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 進むか 立ち止まるか 途中で捨てられるか まっすぐな道はなかなか、ないね