就活終了 あなたがこの時点で内定が取れなかった3つの理由
就活終了 あなたがこの時点で内定が取れなかった3つの理由
来年春、卒業予定の大学生の就職が好調である。大学生の就職内定率はこの10月時点で94%になるという。昨年に続いて売り手市場の中、時代に恵まれた大学生は笑顔で卒業していくだろう。
現在大学4年生の就活はほぼ終了した。
大学院への進学を予定している人、あくまで公務員を目指している人は就活をしない。
ただこれらの人を省いても、今日この環境、この時点でも今だ内定を得られていない人がいる。
文部科学省の学校基本調査なるものがある。
むちゃくちゃ大雑把ではあるが近年の数字から予想して
全国の大学4年生は来年3月卒業時、こういうような内訳になっているはずだ。
全国の大学卒業生550,000人 内、
進学者70,000人
就職者420,000人
1時的な職についたもの10,000人
そして問題は次の言葉、
進学も就職もしていないもの
これが50,000人。
この50,000人の中に公務員をまた来年も目指す人、実家に帰って家業を継ぐ人、大学には来たものの就職する気がない人も、進学も就職もしていない者に含まれる。がウェイトとしてはそう多くはないはずだ。
と、すると、これも大雑把に、30,000人ぐらいが就職を希望して内定が取れなかった人がいるのではないだろうか。
内定が取れなかったあなた、仲間が多いから安心してくださいという意味ではない。
どうしてこの30,000人ものあなたは、内定が取れなかったのですか?
支援窓口で毎年、現場で最終的に就職困難となる学生さんと対応していると、大体次の3つに集約される。
①自分の行くべき方向が定まっていない
まぁ簡単に言うと自己理解とか自分発見とかの言葉や課題の渦の中に飲み込まれ
何が自分に向いているのかわかりません
どの仕事も何かピンとこないんです。
いつまでも適性や適職にこだわっている。
この位置でいつも立ち止まってグルングルンしているので就活に身が入らないでいた事。
②根拠のない自信で自分の実力以上に大手企業や有名企業を目指し自爆する人
①のパターンの人と違い非常に積極的な態度や元気の中に就活をスタートするが終盤になると自分が一体何者か気づき始めて初めて客観的に自分を見ようとするが遅すぎる。
途中から意気消沈し、そのまま動きをとめてしまうパターンに陥ってしまう。
軌道修正ができない人となる。
③文章が書けない人
エントリーシートにしても履歴書にしても文章と言うものを書いた経験がない人。
簡単に言えば勉強していない人
英語とまでは言わないもののせめて母国語で簡単な文章くらいは書いて欲しい。
漢字や てをにはがあやふや
うちの柿が熟れたので召し上がって下さい
の柿という字が、姉になっていた
お前 人間は、顔じゃない が
お前 人間の、顔じゃない
上記は冗談であるがとにかく文章に触ったことがない大学生、文章が作れない学生がいる。
以上①②③と書いてきたが問題はこれがそのまま放置されると、卒業後5、6年経った時 転職歴を3、4回記入した履歴書を持って窓口を訪ねてくる人になる。必ずそういう人になって帰ってくる。
□今この時点で内定がないあなたへ
卒業までにはどうしても就職をしたい
仕事をしたいと言う思いがあるならば、
まだ充分間に合う
自分探しより自分作り
あなたは何者でもない
どだい就職 仕事をしたことがないものが何が向いているかなんてわかりっこない
何でもいいから飛び込んでみることだ。
若者は何もできない、でも地道に頑張れば何でもできるようになるのが若者。
飛び込むことをやめればもう若者ではない。
今世の中は空前の就職難ではなく採用難
地元や地域の中堅中小企業は働いてくれる人がいなくて困っている。
大卒求人を出しても応募者が1人もいない
本当に求人票はアップされてるんですかという問い合わせまでくるほどである。
実は地元中小企業への就職活動はまだ終了していない。今年も人材不足のまま終了してしまうのか、とあきらめかけているが本当に人を欲しがっている。
中小企業を馬鹿にしてはいけない。内定が取れなかったあなたに給料をくれる会社なのだ。ブラック企業は大手にも中小にもあるが、社長の人柄ひとつでの職場の隅々にまで居心地の良さが広がるのも中小企業だ。
文章が書けなくたってエントリーシートや煩わしいものは何もなくすぐ面接となる企業も多い。
全国ベースではなく、各県の単位でよく見てごらん。まだどこかに大学生向け就職面接会が残っているはずだ。もしそれがなくても新卒大学生向け求人票がハローワークで確認できる限りその企業はまだ人募集している。求人票があなたを待っている。
親や親戚や恋人が名前を知っている会社じゃなくたって、もうあなたのプライドはズタズタになってるでしょ 大きなプライドじゃなく小さなプライドから構築していくしかない。
でももう一度ここで覚悟しておいて欲しい。
いくら中小企業といえども、無条件で採用されるわけではない。
大学生一人一人 生涯所得2億円から3億円台の買い物になる。中小企業にとっては大きな買い物、向こうだって真剣勝負だ。
だからあなた方は自分に2億から3億の値札を貼って実直さ真剣さをモットーに今からでも遅くない動き出して欲しい。